理想の相手に出会うには?

「運命の人」は自分ではわからない

男性と女性の違いイメージ図 結婚を考えるとき、誰もがそこに「理想的な出会い」を期待すると思います。
厚生労働省が2004年に行った「少子化に関する意識調査」でも、結婚していない理由のベスト1は、男女ともに「結婚したい相手に巡り会わないから」でした。つまり、多くの人がいつか「運命の人」と出会えることを期待して、なかなか結婚に踏み切れていないのが現状なのです。
ところが、そのようにして慎重に探し出した相手であるにも関わらず、最高裁判所の「司法統計年報」による離婚理由を調べてみると、「性格が合わないから」という理由がいつの年度の調査でも男女ともにトップを占めています。

この現実はいったい何を意味しているのでしょうか?
私たちは「運命の人」を探しに探して、「この人こそ運命の人に違いない!」とやっと見つけた相手と結婚しますが、数年経つと現実が見えてきて、性格や考え方の違いなどさまざまな行き違いを経験することで、最悪の場合「選ぶ相手を間違った」と考えるようになってしまうのです。たとえ離婚にまでは至らなかったとしても、結婚後数年が経った後も、相手が「世界で唯一の自分の理想の相手である」と自信を持って言える人は、いったいどれだけいるでしょうか?

なぜ、このようなことになってしまうのでしょうか?
それは、「理想の相手」に対する考え方に問題があるのです。
そういうと、「じゃあ、どんな人が私の理想の相手だっていうの!?」と思われるかもしれません。そこで、統一原理から見た理想の相手に関して説明してみたいと思います。