祝福結婚の目的

祝福結婚の目的 祝福結婚は、主に以下のような三つの目的のために執り行われます。

①愛の完成のため 1つ目は、結婚を通して家庭を築き、愛を完成するためです。「なぜ結婚するの?」の項で説明したように、人生の目的は「四つの愛の完成」にあります。このうち「夫婦の愛」と「父母の愛」は、結婚して家庭を築かない限り体験することも育むこともできないものです。つまり、人の愛の完成にとって、結婚は必要不可欠なものなのです。
祝福結婚は、今まで一人で歩んできた人生を終え、次なる愛の完成に向かって夫婦二人で新しい人生を出発するための、神聖な儀式として執り行われます。

②神様を中心とした家庭を築くため 2つ目は、神様を中心とした永遠の家庭を築くためです。結婚は本来、神様を中心として成すべきものだと統一原理では考えます。しかし人間始祖アダムとエバが堕落することで、人類は神様の血統を失い、神様を中心とした理想家庭を築くことができませんでした。この歴史が現代にいたるまでずっと流れてきたため、歴史上、男女の愛や結婚にまつわる問題が綿々と受け継がれてきたのです。
祝福結婚は、神様を中心として男女が永遠の愛を誓い合うことで、この堕落によって失った神様の血統を取り戻し、神様を中心とした永遠なる理想家庭を築くために行われます。

③世界平和、人類一家族世界の実現のため 3つ目は、世界平和と人類一家族世界を実現するためです。
神様の目には、皮膚の色の違い、国境などは存在しません。先の項目でも説明したように、国、民族、人種の違いを超えて世界平和を実現する最も効果的かつ実質的な方法が、国際結婚なのです。
祝福結婚には、今や民族、人種、さらには宗教の壁を超えて、全世界から人々が参加しています。人種や民族、宗教の異なるさまざまな背景を持った人たちが、祝福結婚を通して神様を中心として一つに結ばれ、愛し合い、認め合い、ために生き合うことによって、人種、文化、国境、宗教の壁を撤廃し、世界平和と人類一家族世界を実現しようとしているのです。