「好き」だけで性関係は大丈夫?

「『愛してる』か~…重いんだよね…正直ウザイ!」「だよねー、っていうか超ドン引きだよね…」

 

某テレビ局の街角インタビュー、衝撃の発言にテレビ画面の前に棒立ち、なんとこの二人は現在お付き合い中~のカップルだというから、連続ショック! 今や、一昔前の(というか私世代?)愛があれば性関係もいいと思う!といった常套句は綺麗ごとに聞こえる時代に突入しているのかもしれません。

 

大学生たちに「初めてのセックス(性交)を経験した動機は?」と聞いたら(右図)、圧倒的多数が「愛していたから」よりは「好きだから」と答えます。「愛があれば性関係もいいと思う」は、今や「好きなら性関係もいいと思う」が王道です。

 

それでは『好き』とはどんなレベルなのか?大いに興味あるところです。

 

全国高等学校PTA連合会の調査によると、「好き」と告ってから性関係を持つまでの理想的期間は?の問いに、男子は二週間以内(10%)、1か月以内(21%)、3か月以内(25%)と6割近くが3か月以内の性関係が理想と答えます。一方女子は、さすが二週間以内は4%と低い数字ですが、3か月以内が50%を超え、圧倒的多くの若者たちは、告ったら(告られたら)3か月以内に性関係を持てるかどうかが、カップル存続のカギとなるのです。

今や、「好き」=「告る」=「性関係」の定理を律儀に守りながら、くっつき、離れているのが街角カップルの現状なのです。男女を結びつける接着剤は「性関係」に尽きるともいえる現状に、男女を結びつけるのは「愛」などと信じている世代(私世代?)からみたら何ともハラハラ、ドキドキです。

 

その証拠に、一度性関係を結んだ相手と純粋に愛を育てるなどとは程遠く、現状は一度性関係を結ぶと、より多くの相手と関係を結ぶようになります(左図)。「愛は重い」「ドン引き」と公言する現状では致し方のない事なのかもしれませんね…

 

愛が男女の絆のかなめであり、そこに結婚を見据えた時代から、今や、好きならまず告る、そして一挙に性関係という時流に追われる若者たちに、心からお悔み申し上げます。

 

大迫君代(結婚コラムニスト)

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