信頼残高の預け入れ①

私たちは誰もが、家族で楽しいだんらんの場を持ちたいと思っています。しかし、なかなか思うようにいかず、どうしたらよいのか悩んだり、あきらめてしまっている人もいるのではないでしょうか。
一家だんらんの場を持つためには、家族の中に信頼関係が築かれている必要があります。しかし実際は、思っているほどに信頼関係が築けていない場合が多いのです。家族の中に信頼関係を築くには、まず「自分から変わる」ことが欠かせません。
そこで、ここでは「自分から変わる」ことを学んでいきます。「自分から変わる」方法を理解し、実生活で応用する方法を紹介します。

まず、家族の中に信頼関係を築く行為を、銀行や郵便局にお金を預け入れる行為にたとえて考えてみましょう。家族の一人ひとりの心に、お金の代わりに信頼を預け入れると考えてみるのです。

 

ここで、「預け入れ」というのは、積極的に行動して、信頼を築く行為のことをいいます。また、「引き出し」というのは、信頼を低める感情的な行為のことを言います。家族との間に、高い信頼残高が保たれていれば、互いの授受の関係は良好なものになり、ちょっとした間違いを犯したとしても信頼残高がそれを補ってくれます。

 

文鮮明先生の言葉に次のようなものがあります。
「『為に生きよう!』と言うのは、負債を負わせようということです。文総裁が今日までこの統一教会を導きながら、それを考えてきました。最も恐ろしいことが負債を負うことです。精誠を尽くした人が持ってきたものは、この宇宙にそれ以上の精誠を尽くさずに受ければ、それは毒薬よりもっと恐ろしいのです」

 

 

「負債」と言うのは、ここでいう「信頼残高の預け入れ」のことです。「負債」は「毒薬」より恐ろしいというのです。「毒薬」とはとてもきつい言葉ですが、それほど効果があるというのです。
たとえ今は心が通じなくて会話がうまくできなかったとしても、子供の心に親に対する信頼の思いが蓄積されてくれば、親子の会話が次第に始まるようになることでしょう。

 

 

それでは次に、「信頼残高の預け入れ」の具体的な実践方法について説明します。
ここでは、5項目の内容を紹介しますが、当然それ以外のものもあります。各家庭でいろいろと発見して試してみるのもよいでしょう。

 

 

信用残高を預け入れる第一の方法は、親切にすることです。
絶えず気を配りながら小さな親切を続けることですが、それは決して小さなことではなく、その積み重ねが大きな残高となって貯蓄されていくのです。

 

 

まず、「言葉」で親切にする事を考えてみましょう。
言葉の親切としては、「ありがとう」「すみませんでした」「何かできることはある?」「喜んで」などがあります。親が素直に「ありがとう」と言えるならば、家庭の雰囲気も素直な環境になっていきます。親の方から、「何かできることはある?」と聞いてみましょう。子供が「腰がこっているんだけど、ちょっともんでくれない?」と言ってきたら、「喜んで」と言って、子供の腰をもんであげてください。その時が子供との会話のチャンスです。そして、親の方からも「今度は、私の腰もお願いね」と言えば、また新たな会話が生まれます。

 

また、親から子供に「大好きだよ」「愛しているよ」と伝えてあげましょう。

先日、あるお父さんからこんな報告がありました。なかなか息子に「大好きだよ」と言えなくて、チャンスをうかがっていました。電話で話している時に、やっと息子に「大好きだよ」と言えたそうです。そうしたら、息子が電話の向こうで黙ってしまい、泣いていたというのです。子供に親の愛情が伝わり、親もまた感動したということです。

 

~次回「信頼残高の預け入れ②」につづく~

 

多田聰夫

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