夫婦の誓い

「その健やかなるときも、病めるときも、

喜びのときも、悲しみのときも、

富めるときも、貧しいときも、

これを愛し、これを敬い、
これを慰め、これを助け、

その命ある限り、
真心を尽くすことを誓いますか。」

 

これは教会での結婚式の誓いです。

 

数年前、30年来の親友が亡くなりました。
彼女は生前、私の相談相手でした。

 

深刻な悩みがあればいつでもアメリカから彼女に
1時間、2時間、時には数時間も電話をして
相談していました。

 

彼女に相談すると、不思議に回答がポンと与えられるのです。
彼女は元々、病弱でたびたび入退院を繰り返していましたが、

そばにはしっかりとつれそうご主人がいました

 

長年の闘病生活を夫婦で乗り越えた

本当にすばらしい夫婦でした。

 

彼女は自分の病気のことで愚痴を言ったり、
ネガティブな気持ちを吐き出したりしたことが
一度もありません

 

体調が悪化すると、彼女は一人で食事も
できないほどで、その度にご飯を食べさせに、
ご主人が自宅に戻り、また、勤務についていたのです。

 

彼女を風呂に入れたり、最後まで介護しましたが、
その甲斐もなく、数年前に亡くなりました。
亡くなった親友は私と同年でした。

 

この夫婦は私の人生に大きなものを残し
夫婦コンサルタントになるきっかけも、親友の彼女だったのです。

 

「その健やかなるときも、病めるときも、
喜びのときも、悲しみのときも、

富めるときも、貧しいときも、

これを愛し、これを敬い、
これを慰め、これを助け、

その命ある限り、
真心を尽くすことを誓いますか。」

 

多くのカップルがこれを誓って結婚生活を出発しますが
いつしか、この誓いを忘れてしまうのはなぜでしょう。
人は何を人生の優先順位として、その生命を終えるのでしょう。

 

離婚が加速し、家族の崩壊が進む現在、もう一度、
この美しい誓いに立ち返ってみたいものです。

 

小川陽子

結婚と家庭講座

お問い合わせボタン

統一教会公式サイト

モバイルサイト

携帯のかたはこちらから