「親メッセージ」の伝え方②

自分の感情的思いではなく、共感したい思いで自分の気持ちをそのままに、「私」という言葉を主語にして表現するのが「親メッセージ」です。「親メッセージ」の特徴は、相手の行動に対して良いか悪いかという評価を下さずに、自分はどう思うかという自分の気持ちとして表現することです。

 

この方が、子供が自発的に自分の行動を変える気持ちが生まれやすくなるのです。子供の行動を変えるためには、子供のどの行動があなたを困らせているのかを、子供が受け入れやすい形で伝えなければなりません。子供は、親がなぜ怒っているのかを理解していない場合が結構多いのです。

 

例えば、お父さんが運転して家族でドライブしている時、子供たちが楽しくて騒いでいたら、お父さんが急に怒り出して、「うるさい!黙っていなさい!」と言ってしまうことがあるかもしれません。しかし、これだと子供はお父さんがなぜ怒っているのか理解できません。「大きな声を出すと、安全運転ができないので静かにしてほしい」と伝えることが必要なのです。

 

「親メッセージ」を子供が受け入れやすく伝えるためには、三つの要素を入れる必要があります。
第一に、「子供のどんな行動が問題なのか」、つまり、どの「行動」かということ。
第二に、「その行動があなたにどんな影響を与えているか」、つまり、どんな「影響」かということ。
第三に、「その影響についてあなたがどう感じているのか」、つまり、どんな「感情」を抱いているのかということ。
「行動」「影響」「感情」の三つ。いつもこの三点を相手に伝えていくようにしましょう。

 

では、いくつか「親メッセージ」の例を紹介しましょう。

 

例1:友人と話をしている時に、
「あなたたちが近くでうるさくしていると」(行動)
「イライラするの」(感情)
「だって、友だちの言っていることが聞き取れないんだから」(影響)

 

例2:
「階段におもちゃを置いたままにしておくと」(行動)
「誰かがつまづいて転ぶのではないかと心配よ」(感情)
「そして、階段の上り下りが難しくなるでしょ」(影響)

 

例3:
「部屋の中であなたたちが大きな声を出していると」(行動)
「気が散って勉強に集中できないし、なかなか理解が進まないので」(影響)
「イライラするんだ」(感情)

 

以上の例のように、子供に「親メッセージ」で伝えたほうが、子供から抵抗や反抗を生むことが少ないのです。「あなたがこんなことをしたから、あなたが悪いの」というよりも、「あなたがこういうことをすると、こういうことになって、私はこう感じるの」と、子供の行動が親や他人にどういう影響を与えたかを正直に話してやるほうが、子供にとって断然受け入れやすくなるのです。

 

多田聰夫

 

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