夫婦間における「許すこと」の効能

Q:私たち夫婦が喧嘩になると、いつも決まって過去のことを取り沙汰してしまいます。
自分さえも忘れていたことを夫に蒸し返されると、「何も今更…」という思いで怒りを覚えます。
さらに私も夫の過去の仕打ちをぶつけるので、喧嘩が過熱してしまうのです。
私は夫の過去の言動に恨みがあります。
こんな思いに囚われる自分も嫌だと思いながらも、喧嘩になると相手の方が悪いとしか思えません。
このままで今後、二人で長い道のりをやっていけるのかと、時々不安になることがあります。どうしたら良いのでしょうか?

 

A:私が以前からクライアントさんに紹介する本があります。
『ゆるすということ』(ジェラルド・G・ジャンポルスキー著)という本で、
人を許すこと、自分を許すことの意味を理解できる人生の指南書です。
人を許すことで、どんな未来が待っているのか? ちょっと考えてみましょう。

 

人間である限り、人を恨むこともあります。
しかし、夫婦間における恨みは、人生の最大のストレスになります。
心と体の健康を蝕み、さらに他人との関係も悪化してしまいます。
他人の悪口を言う人は、ほとんどの場合、夫婦関係においてストレスを抱えています。
また、日常的に家族を受け入れない人生を送っていると、
他人の長所に目を向けようとする心の余裕がなってしまい、誤解やすれ違いなどの困難が多くなります。

 

反対に、日頃から夫婦でお互いを理解していると、様々なストレスから解放されます。
人を許し受け入れるだけで、心身が健康になり、幸運なことがどんどん起こるようになります。

 

ところで、相手に恨みを持つとどうなるかを考えてみましょう。
● 体の健康を失う
● 常に何かに恐れを抱き、防衛体制になりやすい
● 健全な感情を保つことができない
● 緊張感から解放されない
● 自分が好きになれず、その波動で不幸を引き寄せる
● イライラする、慢性的なストレスを抱える
● ずっと被害者意識のままでいなくてはならない

 

反対に、許すことで得られるものとは…
○ 免疫力が高まって健康になる
○ 心の自由が得られる
○ 運が良くなるので、次々といい出会いができるようになる
○ 執着を捨てることができ、愛に目覚めるので、人の長所が見えるようになる
○ 過去に縛られなくなるので、未来に希望が持てるようになる
○ 心が解放されるので、嫉妬心・不安・恨みがなくなる

このように許すことの報酬は計り知れないものがあります。

 

もちろん、人間は本能的に、成長して立派な人になりたいと願う存在です。
ただ、一足飛びにそうなれるほど簡単なことでもありません。
しかし、たった一つ「許すこと」さえ習得してしまえば、何年かかっても得られなかった平和な境地に入れます。
人生にこれほどの近道はないと言えるでしょう。

 

私たちは「自分を縛っているものが何か?」を知る必要があります。
夫婦は本来、人生のすべて、運命を共有する関係です。
「夫が問題だ!」と思うだけでも不自由を感じます。
夫の問題だけに囚われてしまうと、自分を縛っているものの正体が見えなくなります。
これは人生の損失になります。
まずは「許しの効能」、そして「許せないことで失ってしまうもの」を理解して、ご自分を客観的に見つめてみましょう。

 

また、許しを実践した後の達成感、爽快感を感じている自分をイメージしてみましょう。
今はたとえ許せなくても、このことを理解し、前に進もうと努力すれば、「許して良かった!」と思える日が必ずやって来るはずです。

小川陽子

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