妻の寝顔を見ていると拝みたくなります

片岡公紀・李鍾仁さん夫妻と片岡さんの母親(後列左)。

前列は昨年マッチング、祝福を受けた長女の仁実さんと主体者の佐野権一さん。

 

片岡公紀さん (6500 双日韓家庭)

 

一九八八年十月、相対者(伴侶)が決まったという連絡を受けた二日後に、相手が決まったメンバーと渡韓しました。

 

金浦空港に着くと、相対者と、兄の家族が私の名前の書かれたプラカードを持って待ち構えていたので、私は、皆より一足先に相対者に会ってしまいました。

 

それまで、私は、正直韓国を礼賛する日本の教会の空気に抵抗がありました。また、私のいた部署では、韓国語学習は食口に必須であるとばかり、週一回韓国語を学ばされていましたが、全く頭に入らず、ハングルを見ただけで強烈な拒絶感を覚えるほどでした。

 

しかし、空港で、初めて相対者を見た瞬間、不思議に懐かしい気持ちに包まれ、一瞬にして韓国が好きになってしまいました。これは今でもよく分からない不思議な感覚でした。「そもそも祝福とは、相対者を見た瞬間に葛藤するものである」と思い込んでおり、相当覚悟していただけに、意外な出会いでした。

 

祝福の醍醐味は、自分の永遠の伴侶を得るに当たって、自分の思いが一切介在しないところにあると思います。私たちのマッチングは、真の父母様が韓国人の祝福候補者を集められ、み言を語られた後に、日本人の写真と見比べながら進められたそうです。真の父母様が、私の写真と相対者本人をごらんになってマッチングされたその時間は、恐らく、ほんの数秒の出来事だったに違いありません。そんな、ほんの一瞬に結んでいただいた相対者を見ると、一般的な恋愛結婚などでは到底出会える次元の相手ではないことを感じ、正に神様が働いたとしか思えません。

 

私は、今でも、毎晩横で寝ている相対者の寝顔を見るたびに、感謝のあまり拝みたくなる衝動に駆られます。妻が存在していること自体が、何だか無条件に感謝なのです。こんなに素晴らしい妻はこの世にはいないと、自信を持って断言できます。ただ、妻のほうはどう思っているか分かりませんけどね。