国際結婚による世界平和

1992年8月25日に韓国・ソウルで挙行された3万組国際合同祝福結婚式に参加し、現在、日本で生活しているブライアン・ディリゲ(フィリピン出身)さんと畠山直美さん夫婦にインタビューを行いました。

Q. 二人が合同結婚式(祝福式)に参加するようになったキッカケは?

A. 私達は、文鮮明先生の「神様は(人類の)親であり、世界の人々は皆、家族である」という教えに感銘を受け、統一教会に入りました。その4年後、祝福式を紹介された時に、私達も人種の壁を超え、世界平和に近づけると思い、祝福式に参加することを決めました。

Q. 二人が合同結婚式に参加して良かったことは?

A. (1992年に韓国の)スタジアムに集った共通の考えをもつ国際的な3万カップルを目の前にした時、文先生のビジョンである“国際結婚による世界平和”が実現出来ると確信しました。

  “One Family under God”は夢ではありません。やはり私達も理想家庭を実現することを誓い合いました。

Q. 二人が(日本で)生活する中で良かったこと、困ったことは?

A. 私(ブライアンさん)が日本に来て良かったことは、妻や彼女の家族を良く理解することが出来たことです。しかし、日本の社会で働きながらファミリーマン、外国人としてプライベートを大事にしたいのですが、ワークライフバランスを保つことが挑戦です。でも、祝福(合同結婚式)の目的を考えると、日本にいながら文化の違いを乗り越えるためのチャンスを与えられたのだと思います。

私(畠山さん)は家庭を持つ前にアフリカにボランティアに行った経験のおかげで、難しいことはあまりありませんでしたが、主人は、日本とフィリピンの全く違う環境の中で苦労したと思います。日本にいる立場で、夫は日本語ができるので、子供とのコミュニケーションもそうですし、会話の絶えない明るい家庭になったことが良かったです。でも、ビザの延長や役所での様々な手続きが大変でした。

Q. ご主人が日本に来られた時の印象は?

A. 日本人は礼儀正しくて優しいです。私の職業はエンジニアなので、日本の技術力に憧れていました。「日本ブランド」が優れているのは、日本人自身が規律を守り、丁寧な仕事、優れた精神を持っているからだと感じました。

Q. ご主人はどのように日本語が上達したのか?

A. 私の性格はおしゃべりで、人とかかわることが好きなので、間違った日本語でも、積極的に話しかけていきました。逆に間違った日本語で笑いを取り、楽しむことができました。あと、音楽も好きで、カラオケは英語の歌がなかったので、日本語の歌を覚えるしかありませんでした(苦笑)。

Q. 二人の子供はどのように育っていますか?

A. 息子は14歳で韓国に留学しています。娘は小学1年生です。二人の共通点は友達とすぐに仲良くなることです。息子は離れて暮らすには早い年齢ですが、私が日本に来たように、違う文化の中で考え方を広げ、強い精神力、独り立ちが出来るよう信じています。実は、息子が赤ちゃんの時から妻の「ミッション」(宣教活動など)のため、一緒に海外に行く機会が良くありましたので、何か意味があると思い、子供達には国際的になって欲しいと思っています。娘は表現力が豊かです。天真爛漫、歌や踊りが大好きな明るい子です。

Q. 二人の夢は?

A. 私達の夢は、二人の子供が世界平和のための活動を続けながら、祝福(合同結婚式)も受けて欲しいと思います。子供たちが独り立ちしたら、夫婦でフィリピンに行き、日本での経験を活かして、地域のためにセンターを建てて、家族と共にボランティア活動をしたいと考えています。